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38歳までに受けたい「甘くない」お金の授業_output

この本は、お金について知っておくべきことをまとめた本である。

著者は、ファイナンシャルプランナーの井上ヨウスケさん。

OUTPUTをしていく。

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1.価値観を持ってお金を使う

2.相手の立場になって考えること

3.保険は貯蓄がない人向けの商品

4.貯蓄ができたら自分保険にする

5.投資の前にまずは貯蓄

6.資産を増やすなら、インデックス投資

7.売らないことが大切

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1.価値観を持ってお金を使う

世の中には、「お金を使う人」、「お金に使われる人」の2種類がいる。

8割は、お金に使われる人になっているという。

:お金に使われる人とは

「たくさんお金を使えることが幸せだ」という価値観を持っている人のこと。と記されている。

お金に使われている人は、金額が他者からの評価でしか価値を図ることができない。

よって、「高級だから」、「評価が高いから」、「皆が使っているから」という理由でお金を使ってしまう。

お金を使うかどうかで大事なことは、

自分にとって幸せなお金の使い方なのかということを考えること。

自分なりの価値観を持ち、お金を使うこと。

これがとても大事なことであるという。

SNSでバズっているカフェに行くよりも、スタバが好きならスタバに行く。

収入が増えて余裕が出たとしても、家にこだわりがなければ、低い家賃のところ、または、家に住めばいい。好きなことではないものに使い、なんか損した気分になるものに対して使う必要はないのだ。

今お金を使っていることは自分にとって幸せなのかを考えてみよう。

考えながら、お金を使うことで自分を幸せにするお金の使い方に変えることができる。

 

2.相手の立場になって考えること

金融商品や、何かモノを買う時、相手の立場になって考えていないと、簡単にカモにされやすい。

例えば、金融商品を無料でやっているセミナーなどが典型的なものである。銀行の無料相談窓口なんかは特に典型的なものである。

銀行側は、金融商品を使っている分、知識が多い人も多いが、無料窓口には人件費は少ながらずかかっていて、その他にもセミナーという形であれば、運営費などもかかってくる。この運営費や、人件費はどこから払われているのかを考えると見えてくるものがある。銀行は、金融商品の手数料などで儲かる仕組みである。そのため、その手数料を得ることができることが最低限の目的で、できればなるべく手数料が高い商品サービスであればあるほどサービスを進める可能性は高い。自分にとって有利な、手数料が安い商品を選ぼうとしてもなかなか難しいものであるということを考えること。

つまり、無料相談を有効活用するには、無料相談のリスクも知りつつ、自分にも知識があり、対等に会話ができる人だけである。

何か買う時、お金を使う時は、相手の立場になって考えることで相手の本当の思惑が見えてきて、カモにされる可能性を減らすことができる。

だから、お金を使う時、使う前にいったん相手の立場になって考えてみることが大事である。

 

3.保険は貯蓄がない人向けの商品

保険に入る必要がある人、必要のない人と分かれるものである。

保険に入った方が良いかを判断するのに必要なのは自分には、

どのくらいの貯金があるのかで決める。

もし、病気になってしまった場合に、いくらかかかるとしてその金額分を貯蓄として持っている場合、払うことが出来、治療を受けることが出来る。しかし、その貯蓄がない場合、または今払っている国民健康保険などを使っても払えないほど貯蓄がない場合については、保険に入る必要があると言えるだろう。

 人生ではいつ突発的な支出があるかわからないため、そんな事態に備えて毎月保険料を払い、突発的な支出に備えることができるのが保険。貯蓄が少ない人には必要性が高く、貯蓄が高い人ほど必要性が下がっていくものである。

保険を利用するのにも自分の今の状況と照らし合わせ考える必要がある。

 

4.貯蓄ができたら自分保険にする

保険に入るか入らないかの結論としては、この本書によると、貯蓄がないのであれば、保険に入り、ある一定の金額を貯蓄できたら、保険を抜けて、自分の貯蓄を保険代わりとして利用するという考え方が本書では書かれている。

そして、なぜこのようにする必要があるのかというと保険は色々な保険があり、がんに備えるなら、「がん保険」、多額の医療費がかかるというリスクには「医療保険」で対応しているが、人生のリスクとして考えるとそれだけではない。他にも様々なリスクにも対応できるのが、自分の貯蓄を保険代わりとして考える意味のメリットである。

 

5.投資の前にまずは貯蓄

投資を行い、資産を増やしていこうと考える前に、前提として貯蓄をすること。

本書では、短期的な投資ではなく、長期で行っていくことをおすすめしている。その長期的に投資を行うことで大事なことは生活の基盤がしっかりとしていること。

そのため、それなりの貯蓄が大事であると本書では言っている。

貯蓄がある程度あることで、突発的な支出への対応、貯蓄があることで精神的にも安定でき、資産運用を続けることが出来る。

焦って投資を始めてもいい結果はついてこない。焦って投資を始める前に自分の生活基盤を整える。そのための一つの手段がある程度の金額を貯蓄すること。

本書では、貯蓄の目標ラインとしては、まずは、100万円。その後は、投資と貯蓄を並行して行い、最終的には200万円ほどが常に預金口座にある状態で投資を行っていくことがベストである。と書かれている。

 

6.資産を増やすなら、インデックス投資

この本では、インデックス投資をオススメしている。

インデックス投資投資信託の一種。

投資信託のメリットは、世界の有名な企業の株を幅広く買うことが出来る。株式は、100株単位で買うことになる、有名な企業になると、一株7000円とかするため、70万必要になる。しかし、投資信託は、その金額よりも少ない金額で運用を行うことが出来る。

投資信託を買うことで、複数の企業に分散投資をしている状態になる。

複数の企業に少ない金額で分散投資を行えることも投資信託のメリット。

 

7.ドルコスト平均法で投資する

投資信託をするときは、毎月ひたすら同じ金額で買い続けること。

毎月決まった金額、決まったペースで買い続けることをドルコスト平均法といい、この方法は「安値の時に多く買い、高値で多くつかんでしまうことを避ける」ことが実現できる方法である。

ドルコスト平均法を説明すると、

毎月5万円を投資していたとして、

1口100円の場合は、50口買うことが出来、1口50円の時は100口購入するという購入方法。それにより、同じ金額でも、安値の時に多く買い、高値掴みをさける状態にできる。

ドルコスト平均法を使うことで、売り買いのタイミングの悩みを解決してくれる。

 

8.売らないことが大切

投資信託する上で、長期的に行うことと、売らないことが大事。

株式投資は長期的に運用すればするほど期待したリターンを受けやすくなる商品であるため。

株式の保有期間と不利利回りのブレ幅は、1年間だと複利利回りを見ると+66.6%~-38.6%となっている。1年間保有した際は、この間のどこかになるという目安のようだ。

10年間の場合、複利利回りを見ると、+16.9%~-4.1%と比べ、先ほどよりブレ幅がなくなっている。

つまり、ブレ幅の大きい資産である株式も長期間持っていることでブレ幅がだんだんと抑えられる。

投資信託は実力は求められないが、求められない代わりに、長期で運用することで利益が出る確率を高めていく投資手法である。と言っている。