勝ち続ける意志力_output
梅原大吾さんの書かれた勝ち続ける意志力についてoutputを行っていく。
この本では、勝ち続けるにはどのような考え方を持つべきかの精神的な部分について学ぶことができるものである。
この本に書かれている内容は勝敗があるものを前提として書かかれている。筆者はプロゲーマーであることからゲームには勝敗があるものも多い。そのためか、そのような前提であるようだ。
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・簡単な道、裏技を使わないこと
・変化し続けること
・人の目を気にしないこと
・行っている努力は10年続けることができるか考える
・考えることをやめないこと
・結果を目的にしないこと
・勝利を得たあとに考えること
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・簡単な道、裏技を使わないこと
どんなものにも必勝法というものが存在することがある。その必勝法を初めから使用することは勝ち続けるようにするには少し都合が良くないようだ。その理由としては、必勝法を使う人は、その後、全ての可能性を試すことがない。逆に、必勝法を安易に使わない人は様々な可能性を信じることで自分の幅を広げることができるようになる。
この違いが出てきてしまうためのようだ。
仮に、必勝法だけを武器に戦うことは、もし、他の人がその方法を知ってしまうことでその対策を打たれる。
もし、必勝法のみであれば、その後は負けのあらしになってしまう。そのため、全ての可能性を試している人は、1つの武器ではない。そのため、勝ち続けることにつながっていくということのようだ。
また、全ての可能性を行うことで、対戦相手が何をやっているのかわかることから対策を打つこともできる。
そして、全ての可能性を試してきた人は誰にも真似できない強さにできる。
・変化し続けること
現状維持では勝ち続けることはできない。
小さいことでもいいから少しづつ変化をつけることが大事であるとのことである。例えば、勉強を行うのも音楽を聴きながら行ってみる。または、耳栓をつけて行ってみる。早い時間に勉強を行う。夜中に勉強を行うなどと本当に小さい変化出で良い。
変化し続けることで結果良くないこともある。しかし、その変化は良くない事であったと理解できることも成長になり、経験した中で、変えた部分を再度戻して、違う変化をつけて行うことでさらに成長につなげることができる。
変化を繰り返して成功と失敗の経験値を増やしていくことで、「必ず今より高みへと進めることが出来る」と梅原さんは自身の経験から断言されている。
・人の目を気にしないこと
人の目を気にしすぎる人は結果がなかなか出ない。
その理由としては、人の目を気にすることで失敗を避けるようになってしまうためである。しかし、変化を加えると失敗してしまうことも多い。失敗を避けるということは、変化を加えることがなくなる。やめてしまうなどの行動ににつながってしまうためである。
他人からは失敗を繰り返せば、その分バカにされたり、笑われたりする機会も多くなっていく。それに耐えられないのが人の目を気にしすぎる人ということになる。
そんな人の目を気にしない方法は色々あるが、
その中で一つ方法をあげるとすると、他人と距離を取ることだ。
他人の声はある意味、雑音であるという考えから、他人の声に耳栓して自分のやろうとしていることに集中することで人の目を気にしないようにする方法だ。
・行っている努力は10年続けることができるか考える
勝ち続けるためには、毎日継続して成長していく必要があると最初に伝えているが、そのための一つの条件が10年間以上続けることができるかがポイントになってくるようだ。
なぜこれがポイントになるのかというと、
あまりにも続けれらないほどの負荷を自分にかけてしまうともし、結果的にダメだった場合に、精神的なショックを受けることになる。
そうしたら、続けるどころの話ではなくなってしまう。
それを避けるために、自分にかけている負荷、変化の割合などは続けることができるのかを考えることで適切な変化に仕方を把握することができる。または、行っていることにもこの考え方は通ずるものがある。
・考えることをやめないこと
人間が一番疲れることは考えること。
しかし、勝ち続けるためには変化していかなければならない。そのため必然的に考え続けることはやめてはいけない行為である。
それに「自分より考えている人には勝てない」という。
だから、気になることや考えたことなどは「メモにしておくこと」。
そして、考える時間の多さによって、勝ち続けることができる確率は変わってくる。
基本考えることは誰でも出来るが、得意不得意、好き嫌いもある。だからこそ、自分で考える時間もそうだが、他人に考えることを任せるのも一つの手なのかもしれない。
・結果を目的にしないこと
目的は自分が成長することにフォーカスすること。
結果は運も必要な場合もある。実力、考える時間などが同等のレベルにあるのであれば、運によって変わってしまうこともある。
だからこそ、結果敗者となってしまっても深く落ち込み、今までやっていたことをやめてしまわないこと。
今まで行ってきたことがなかったことにはならない。そして、自分は前より強くなったのかに目を向けるべきである。
そして、成長していれば運に頼ることなく勝つことが出来るようになる日がある。
負けたときは、その原因を考えて自分の成長につなげること。
・勝利を得たあとに考えること
勝利したことで天狗になってしまわないことが、勝ち続けるためには必要なことである。
勝つことで、現状維持を考えたり、才能があるなどと勘違いし、結果として成長を止めてしまうことになる。
今回、勝利できたことは毎日、成長し続けてきたからということを忘れてはいけない。
勝って兜の尾を締めよということわざがあるが、
成功したとき、勝利したときこそ、天狗にならず、失敗したとき、敗退したときは、卑屈にならないことが大切である。