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「2025年、人は『買い物』をしなくなる」_output

「2025年、人は『買い物』をしなくなる」の書籍をもとにoutputを行っていく。

これは、ネットショッピングの専門家、望月智之さんの書かれた書籍になる。

望月さんは、日本とアメリカ、中国のEコマースに詳しい専門家である。

この買い物をしなくなるというのは、いわゆるショッピングに友達と行くなどの買い物を目的として行動するということがなくなるという意味のようだ。

決して、売り買いがなくなるということではない。

今後のショッピングがどのように変化するかを知り、時代の波に乗ることが出来るようになる。

商品を買う消費者として、または商品を売るビジネスマンとして。

この点を抑えて、outputを開始する。

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・買い物は面倒

・人は買い物のためにお店に行かなくなる

・品揃えのいい店に価値はない

・わざわざ行く価値があるお店だけが生き残る

・「サブスク化」がすべてのものに

・若者はググらない

・フォロワー数がものをいう世界に

・デジタルシェルフ時代がやってきた

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・買い物は面倒

実は買い物をすることに関して、面倒に思うことが多くある。

身支度を済ませ、場所によっては車を運転し、駐車場の確保。または、買い物をするときにレジで並ぶことでちょっとした拘束時間ができたりなど考えると意外と多い。

 

・人は買い物のためにお店に行かなくなる

今では、様々なネットショッピングサイトが多くある。大手の会社でも電化製品など日常品のものをネットで販売している企業も多い。

これは、買い物が面倒であるとしている部分についてを大幅に解消している。

中には、ネットショッピングなしでは生けていけない人もいるかもしれない。

EC市場がこれからも右肩上がりで今後もこの流れのまま進んでいくと予想されている。

補足:ECとは?

Electric Commerceの略で、日本語に直すと、電子商取引。ネットでのお買い物のこと。また、呼び方がEコマースまたは、ECサイト(Amazonや、楽天などのネットショップ)と呼ばれることもある。

現在アメリカでは、ECが普及した影響で大型のショッピングセンターが次々に姿を消している。そして、2026年までには75,000もの小売店が閉店すると予想されえている。

アメリカの今を見れば日本の10年後がわかるというように、日本でもこのようなことが起きていくだろうと予想されている。

 

・品揃えのいい店に価値はない

都市部の百貨店や地方の大型スーパー、ショッピングモールなどは品揃えの良さが人気を呼んでいたが、ECサイトでもほとんどのものが手に入るようになった。

「そこに行けば欲しいものが見つかるという安心感」をECサイトでは、クリアされている。

さらに、たくさんの中から1つのしょうひんを選ぶというのは、脳の仕組み上疲れを伴う行為であるため、消費者は商品を選ぶことに関してめんどくさく感じているという点も品揃えのいい店に価値を持たなくなってきているということ。

 

・わざわざ行く価値があるお店だけが生き残る

もし、今後店舗を持って生き残っていける店舗というのは、「体験型の店舗」

行く意味を持たせることができるお店。わざわざ行く価値がある店が生き残る。

例えば、できたてのものを提供する飲食店、実際に髪を切ってくれる美容院、疲れをマッサージで癒してくれるマッサージ店などは体験が前提になっていることもあり、今後も生き残りやすい。

売店でもそのことを察し、行動している。

ナイキは2018年ニューヨークにオープンした店はスニーカーをずらっと並べられたような売り場もなければレジもなく、ショーケースに1つ1つがショーケースに綺麗に飾られ、美術館のように楽しめる空間を作っている。

さらに、気になるスニーカーがあれば、アプリでQRコードを読み取って情報を入手したり、実際に取り寄せること、そして、購入もできる。また、ショップスタッフと相談しながら、スニーカーの部位ごとに色をカスタマイズすることができるサービスも行っている。

 

・「サブスク化」がすべてのものに

以前では、映画館に行ったり、CDを買ったり、DVDを買ったりすることが一般的だった。

しかし、2016年には音楽配信サービスがサブスクリプションサービスで音楽を聴く人が一気に増えた。さらに、動画の配信サービスなんかは生活に根付きつつあるのが現状である。

「サブスク」という言葉が有名になってきたのも最近のことであるが、

これは消費者心理により生み出されたものである。消費者の「お店に行くことが面倒、行く時間がもったいない」などの心理のことである。

そして、車を貸し出すサービスも話題になっており、トヨタや中古車販売のガリバーなんかが注目されることもあった。

他にも、シャネルやグッチ、エルメスなどのブランド物のバッグなども月額6800円で使い放題になるサービスまで登場している。

これは、以前の「モノを大事に使うこと」がいいこととされていた時代から「モノを長く持つことは非経済的」という考え方にシフトしてきているということにもつながる。

メルカリやその他オークションサイトを使い、服装に関しては、数回着たら販売し、新しい服を入手するという消費者も増えてきているのも、考え方がシフトしているといえるだろう。

現在では、必要な期間が一定のものに限りではあるが、他にもラーメン屋やコーヒーショップなどの飲食店まで月額で楽しめるサービスは増え続け、周りにあるあらゆるものがサブスク化されるようになると言われている。

 

・若者はググらない

スマートフォンの普及率は、年々上がっていることが内閣府の調査で明らかになっている。高校生のスマホ所有率は95%を超え、小学生は30%を超えている。全ての年代の所有率を見ると、2010年が4%に対し、2021年には92.8%となっている。

そのため、年代により、情報を探す方法が各層により違いが出てくる。

年代によっては、本や雑誌から、年代によってはWebページから、年代によっては、スマホの各アプリからなどというように情報を入手する方法が変わってきている。そのため、現代の若者はグーグルを使い、検索するのではなく、ある分野に特化したスマホのアプリを使い情報を入手している。

例えば、近くの飲食店を探すのであれば、ぐるなび食べログ。美容院を探すのであれば、ホットペッパービューティーなどいうようなイメージだ。他にも服を探すのであればZOZOの専用アプリ、中古品を探すのであれば、メルカリなどいう選択肢がある。

ググって情報を入手しようとすると様々な情報が引っかかることで、自分で特定の情報を見つけることが面倒に感じているというところからググらない方法を使う人が多くなっているようだ。

そして、モノを買う人の多くが「ググらない世代」が購買力を持つようになる。

今までの検索上位を狙うような広告戦略が通用しなくなる。という状況が今後待っているということになる。

 

・フォロワー数がものをいう世界に

今の若い世代にというのは、広告を信用していないため、テレビのCMの効果が弱い時代になっている。

逆にネットでの口コミが強かったり、レビュー動画なんかの評価が高いものは良く売れるようになっている。そのため、企業はいわゆるインフルエンサーを使った口コミ広告に予算を出し始めている。

テレビCMとレビュー動画の違いは基本的には、「自分がいいと思ったものしか紹介しない」ということ。個人的にいいと思ったものを紹介しているということから信用を得ている。

ユーチューバーは一般の人ではあることから、いいと思わないものを紹介している際に、商売っ気が出ることで一気に自分のアカウントやチャンネルの評価が下がってしまうことにより、いいものを紹介していると考えられている。

自分の押しを見れることや、自分に関する商品が紹介されやすいことで

以前のテレビのCMのようなできれば「見たくないもの」から、「見たいもの」に変わっている。

起業案件に限らず、インフルエンサーの価値は上がってきており、アメリカではSNSのフォロワー数を入社の条件にしている会社もあるようだ。現在のアメリカが10年後の日本というように、日本でも今後このような状況になるのではないだろうか。

 

・デジタルシェルフ時代がやってきた

デジタルシェルフとは、

外出先のカフェで流れている曲が気になったら、その場でダウンロードできるようになったり、そこにある食器や雑貨をスマートグラスが分析して注文することができるようになること。

これは、ウェアラブルバイスの普及が予想されているためであるが、

スマホには、WEBサイトなどでいつでも商品が売り買いできるように、リアルタイムで今、目の前に使われているものはどんなものなのかをウェアラブルバイスを使うことで瞬時に情報を入手することができるようになる。つまり、WEBでいつでも売り買いできるだけでなく、リアルタイムにWEBで検索せず、リアルタイムの感情で商品の売買をできるようになる時代が待っているということになる。